歌舞伎役者・市川海老蔵さんには心霊体験の話が尽きない。
強い霊感があるともいわれ、自身もそういう心霊体験のような不思議な出来事を事あるごとに語っている。
その市川海老蔵さんが、確かに霊感強い、としか認めようがないことが彼のブログABKAIの記事内容で起きているようだ。
子供らしい腕が背後に写った自撮り画像、楽屋でドア越しに除く人影など、霊感の強い海老蔵さんでなくては写せない写真がある。
最愛の妻・小林麻央さんの死去の後、息子さんと舞台で親子共演し、その後同じくブログの記事の中でなき麻央さんに語りかけ、
“まお 完全に見てたね’’
ともつづっている。
自然な愛情の吐露ともとれるけれど、強い霊感を持つという彼に限っては単にそれだけではないかもしれない。
日常的な出来事?こともなげに心霊写真を語る市川海老蔵
市川海老蔵さんの強い霊感があることについて、これまでにも色々なエピソードが語られている。
だが海老蔵さん自身、そういう霊感とか心霊写真、心霊現象については無頓着というか、あまり大事(おおごと)に捉えていないようなフシもある。
それがぜだか、おそらくはこれまでそれこそ「日常的な出来事」としてそういう不思議体験が彼の周囲に起こっていたせいもあるかもしれない。
強い興味をそそるのでそれらの出来事をざっと並べれば、
・UFOを見た、
・20代前半、パリオペラ座で不思議な男に「君はここの舞台に立つ」と言われてその後本当にそうなった、
・生前の記憶として、歌舞伎の名門、市川家に生まれる前にその順番を待っていた多くの「人たち」の列をかき分けて自分が割り込んで生まれた、という記憶がある、
・亡き妻・小林麻央さんとテレビで初めて対面した時、彼女との間に赤い糸が見えた、
などなど、海老蔵さんにはこういう不義体験のハナシともともと背中合わせのような、それこそ神秘的な、謎めいた魅力すら感じる。
そしてそれでいて、彼の顔つきには確かに強い霊感が宿ってることを感じる、「霊感ある市川海老蔵」を主張する人も多いようだ。
そしてたしかにこれだけの不思議体験を経ていれば、いちいち自撮り写真に得体の知れない物が写ったりしたところでどうということはない、そういう思考も生まれてくるかもしれない。
でもそれがまた、彼の強い霊感を間接的に認めさせているファクターになってくるようでもある。
海老蔵は果たして正しい道を辿ってきていたのか?霊感のある人が道に迷うと深い!
だが、市川海老蔵という歌舞伎界のサラブレッドのような人物でもある市川海老蔵という人は、少なくとも亡き妻・小林麻央さんに出会って結婚するまでは大変に問題行動が絶えなかった人でもある。
自分でも数え切れないほどの女性と付き合っていたとも言われ、隠し子までもうけ、また麻央さんと結婚直後、麻布で自身が怪我を負うような酒の席での暴行問題まで引き起こしている。
自由奔放といえばそうなのかもしれないし、子供の頃から歌舞伎界の名門、市川家の世継ぎとして育った分、自分の運命にあらがってあがいてきた、その現れとも考えられるだろう。
だがその背後で、果たして彼のメンタルはどうなっていただろうか?
霊感が強い、と言うのは確かに天性だろうし、また考えようによっては得を積んで多くの人たちを導くこともできるといえる。
しかしながら少なくとも若い頃の海老蔵さんは霊感とともに豊かな感性を有する好青年に違いなかったかもしれないが、同時にまた、恐ろしく道に迷い、言ってみれば
“これから自分はどうすればよいのだろうか?”
ということを長らく考えてきていたように思える。
現実的にはそれが女性問題、そして怪しげな人たちとの交際関係の噂となって現れているようだ。
スピリチュアルなハナシになるけれど、自身の中に何らかの心の葛藤や迷いがある時、ああいう心霊写真のようなものが撮れてしまうのではないだろうか?
心霊写真などの心霊現象などは特に江原啓之さんも言っているように、確かにそういう「見えない人たち」の影響もあるが、それらを呼び寄せてしまう自分自身の方にも原因がある。
そしてそういう結果、被ってしまう悪影響は普通の人以上に強い、大きなものとなってしまうことが多いように思う。
真偽は不明だが、妻の小林麻央さんが34歳の若さで末期がんにかかって死去したのも、そういう彼の不品行や女性問題が原因だという指摘をする人もいる。
いずれにしても、彼のような霊感の強い人が心霊写真のような物を撮ってしまうときには、自分の意識が今どうなっているか、沈み込んでいないかをチェックしたほうが良いかもしれない。
周囲を振り回す人?心の修養こそ必要になるかも
市川海老蔵さんは私のような人間でも感じるのだけれど、根がすごく真っ直ぐな人で、朴訥で不器用とも言えるほど正直に人生を送っているように思う。
私に限らず、多くの人が感じているのではないだろうか?
でなければ人に聞かれて関係した女性の数をあからさまに言ったりするわけがない。
でも、その正直さ、朴訥さは良い部分として今後も彼の性格や人生を彩ることになるに違いないけれど、一方で自分の仕事にばかり目を向けていて、周囲に与える影響をあまり顧みなかったとも言われている。
霊感がある分、そういう負の性格の部分が増幅されて大きく影響を受けることとなるのかもしれないし、二人の子どもたちのことを考えれば、なき小林麻央さんのように、自分の周囲に対して十二分な配慮を行き届かせる、そういう心の修養も必要になるのではないだろうか?
申し訳なくも上から目線に偉そうに語ってしまったけれど、私にとって海老蔵さんの存在はなき小林麻央さんとの深い愛情のエピソードの中にある。
麻央さんが臨終の時、彼に語った「愛してる」という言葉は、二人の間だからこそ実現できた奇跡のような出来事と言うしかない。
軽々しくは決して言えないけれど、その彼女が今も彼を支えているに違いない。
国ノ木はるな