コンビニ弁当は体によくない、危険だということをよく耳にする。
嘘っぽいように聞こえるけれど、コンビニ弁当のラベルに書かれているいろいろな添加物を見ると、やっぱり危険かも、とも思えてしまう。
いったい嘘なのかどうか、ということを心配する以前に、私もそうだが、周りの人たちも大勢食べているし、そういう人に聞いても健康被害というのはあまり聞かないものだ。
本当に危険だったら食べるのよそう、ということになるわけだけれど、一体コンビニ弁当をどう考えていけばよいのだろうか?
嘘か本当かを探ってみて、自分なりの結論をお伝えしてみたい。
コンビニ弁当の添加物は必ずしも危険ではない?むしろ食の安全を支えている?
コンビニ弁当が危険かどうかについてはいまだに諸説あったりする。
ある報道によれば、飼育している豚にコンビニ弁当ばかり食べさせていたら奇形や死産が増えたという。
そういう情報を知ると、確かに危険だというのはあながち嘘ではないかも、とも思ってしまうのだ。
実際に確かに添加物は多い。
何しろコンビニで売っている弁当のほか、おにぎりだって普通のおにぎりとはちがい、製造の工程で油をご飯に混ぜ、機械に米粒が付着するのを防止しているとも言われているからだ。
そしてコンビニ弁当自体、特におかずの方には保存や見栄え、そして味をよくするため、様々な添加物や保存料を使用している。
確かにそういう化学物質を耳にするだけで、普通に考えればすごく危険、という発想が生まれてくることは事実だ。
だからコンビニ弁当を食べ続けた豚がそういう健康被害を発生するのも嘘とはいえないかも知れない。
だが実際上、こういう保存料とか添加物の量や種類については厚生労働省や製造側が非常に厳しい安全チェックを継続的に行い、それにパスしたものしか店頭には並んでいない。
これもまず事実のはずだ。
だからそうそうちょっと食べ続けただけで健康被害が出る、というのはどうしても解せなくなるのだ。
実際私も仕事が忙しいとき、特にお昼は何日もコンビニ弁当で過ごしている場合だってある。
でもそんなに体の具合が悪くなる、などということはほとんど無いのが現状だ。
添加物は食中毒予防のためにマスト!コンビニ弁当で食中毒は起こらない
コンビニ弁当になぜ添加物が含まれるのか?その理由は上記の他にも一番大切と言って良い理由があるためだ。
それは雑菌の繁殖を防ぐ、ということが挙げられる。
実際含まれる保存料などを見ると、中には酸化防止剤として「L-アスコルビン酸」などと書かれているものがある。
女性だったら誰でも知っているだろう、これはビタミンCに他ならないのだが、こういう健康によいものもまた添加物として使われている、という事実がある。
その他の添加物もそういうわけで、量や種類は厳重に管理されて売られているわけだ。
だからこそ多くのコンビニ弁当がその品質や価格、そして味や外見を競って売られるわけであり、その事実は同時に消費者の信頼を広く勝ち得ているからこそだ。
これは嘘でも何でもない。
だから実際、こういうものを食べて食中毒を起こしたという話は聞いたことがない。
実際私も食べて一度もそういう経験をしたことはない。
むしろ自炊の時にお腹を壊してしまう。
厳重に衛生チェックされて造られない自炊の方が、よけいばい菌が入って危険なはずなのだ。
常食としたらダメ?明確な落とし穴がある!
ただ、そういう「安全性の高い」コンビニ弁当でも、唯一の泣き所がないわけではない。
それは栄養のバランスと言うこと。
毎日同じ品目の媚びに弁当を食べる人はいないと思うけれど、好きな味だったらお昼にいつも同じ製品を買って食べている人も多いだろう。
そうすると、他の朝、夜の献立で上手くバランスをとらない限りは必ず栄養のバランスが悪くなってくる。
たとえバラエティを考えて毎回異なるコンビニ弁当を買って食べても、こればかりは限界がある。
だから確かにそういう栄養面でのことを考えれば本当に「急場しのぎ」の食事、と言うものであるべきだろう。
豚がコンビニ弁当を食べ続けて死産とか奇形が相次いで出た、というニュースは2005年発行のブックレット「食卓の向こう側」の中に語られている情報で、福岡県内のある養豚業者の農場でのことらしいが、具体的なことはわからない。
だからもしかしたら同じ種類か、何か品質に問題のある製品ばかりで、栄養が偏っていたり他の問題があったとも考えられる。
だとしたら、一概にコンビニで売られているコンビニ弁当にすぐに結びつけて危険、ということははたして言えるかどうか、難しいものも有るだろう。
だからそういう風に“食べ続けすぎる”食べ方自体がひとまず問題になる、とも考えられる。
食はやっぱり手を抜いてはいけない、ということになるだろうか。
そして後、これも大切になるのだが、そういう添加物自体にアレルギー反応を示すケースも中にはあるようだ。
先の添加物として、ビタミンCを挙げたが、実のところこれは酸化防止剤として使われる「合成ビタミンC」になる。
この合成ビタミンCが、アレルギー症状や発がん性との関連性を指摘する主張もある。
他の添加物も類似の危険があるし、過敏な人だったらこれらにアレルギー反応が表れる可能性もゼロではないだろう。
実際、食べて体がおかしくなったという主張をみると、確かに栄養の偏りという部分もあるだろうし、またそういう添加物などに過剰に体が反応した、ということもあながち嘘とも思えない。
危険というのが嘘かどうか、迷宮入りのような感じでもあるけれど、少なくとも健康的にコンビニ弁当と付き合いたいのならば、常食にせずあくまでも代用食。
自分の食べるものはやっぱり基本的に自炊でがんばるべきだろう。
同時にそれが花嫁修業でもあるし、そういう前向きな考え方が一番良いにちがいない。
ゆうき まな