一人旅がしたい冬。
不思議とこの時期、そういう気持ちにならないだろうか?
一人旅女子となると、海外は治安が怖いし渡航費も計画も大変になる。
その点国内なら極端な話、日帰りだって可能だ。
そしてとりわけ冬だったら、ちょっとしたアイデアで今いる部屋の中とは別世界に出会える。
国内の冬だからこそ一人旅女子にこそ本当におすすめだ。
旅をする気になった女性に向けての知恵、ちょっとご紹介したい。
国内の冬は意外と北国が穴場!その理由は二つ!
一人旅女子として、私がおすすめなのは、国内でも冬だったら北国。
この寒い時期にちょっと信じられないかも知れないけれど、事実そうなる。
なぜかと言えば、まず理由の一つとして冬ならではの自然の風景がそこにはあるからだ。
簡単に言ってしまえば雪景色。
東京や大阪などでは滅多にお目にかかれないような、それは幻想的とも言えるような雪に覆われた冬の大地や山々が展開してくれる。
そういう白一色の世界に浸ると、本当に心も真っ白になるというか、静かにゆっくりと心が癒されるのだ。
もう一つは温泉。
これも国内旅行の特徴だ。
全国、沖縄を除けば大小合わせて5万カ所以上もの温泉がわき出る日本列島。これを利用しない手はない。
しかも温まる温泉の恩恵を一番ありがたく思えるのはもちろん冬。
雪の降りしきる冬景色の中、温泉に入って芯から温まる。
この気持ちが一番良いのはやはりこの季節になる。
そして女性だったら年齢によりけりだけれど、冷え性で悩んでいる方だって多いはずだ。
温泉に浸かってほかほか暖まれば、すごく楽になること請け合いだ。
だから冬は女子一人旅となると、私の場合そういう雪深い場所に旅行するのがスキで、しかも静けさを求めるためにちょっと脇に入るような場所を選びたい。
そしてそこには温泉があって、本当にのんびりできる場所。
そういうところがおすすめになる。
古都や社寺仏閣は?大切なのはどういうコンセプトで訪れるか、ということ
古都とか社寺仏閣のある有名な場所が女性にとってエレガントな選択肢に入ることもある。
その気持ちも分かるし、情報誌などでよく見かけるので私も訪れたことがあった。
だが好みにちょっと合わないというか、そういう場所に行くとけっこう喧噪や混雑、雑踏が鼻についてしまうし、気ぜわしくなってしまうことが多い。
他の方もご経験があるにちがいない。
もちろんそういう混み合う場所でなければ魅力的だし、そういう古い建築や町並みを散策することですごく気持ちもリフレッシュできる。
平泉や京都、金沢の兼六園もおすすめだ。
要はひとえに自分画素の旅先にどんな目的で行くのか?
ひたすら癒されたい、温泉に浸かったり雪景色を見ることで、失恋などの心の傷を静かに癒したい、そういう気持ちだったら何より北国がよいだろう。
そうでなく、見慣れない土地や建物を見たい、古い町並みの中に入って気持ちをリフレッシュしたいというのならば古都や社寺仏閣を目指すのもよい。
だが、何と言っても冬の北国、特に温泉の湧いている場所というのは、大きく「冬の旅」のくくりで考えてもおすすめの定番だ。
北海道だったら登別、阿寒湖、洞爺湖や層雲峡などが名高い。
東北地方だったら蔵王、八甲田、花巻や銀山などの温泉場がある。
関東でも湯河原や伊香保、草津など隠れたロケーションが満載だ。
これらの旅先は、景色もすばらしかったり、温泉街の街並みがすごくレトロでロマンチックなところも目白押しとなる。
本当は選べないけれど、これらの中で私が一つだけ選ぶとするならば、山形の銀山温泉になる。レトロな温泉街の街並みがうれしいのだ。
冬の国内は選択肢が豊富!北から南国まで様々に!
そして国内だと、そういう冬の北国という旅先が意外と多くてすばらしいため、一年の内でも旅行にもってこいの季節、というのが私個人の考えとなる。
冬はもちろん南国で寒さのストレスから解放されることだってできる。
沖縄や九州、さらに石垣島方面まで今では飛行機で直行便がたくさんあるし、沖縄本島までだったら日帰りさえ可能だ。
日本の本州のように温泉はないけれど、沖縄はスギがないので花粉症は出ない。
毎年この時期から春にかけて花粉によるアレルギー症状に悩まされている方にとっては覚えておいていただきたい旅行先だ。
だから女子一人旅で国内の冬、どこを訪れてみようかという時にはそういうたくさんの選択肢の中でレジャー、つまり一番自分にとって楽しめるところを探してみる、というのも一つの方法二なるだろう。
南国だったらやっぱり海。
スキューバやカヌー、離島巡りだって楽しいし、一人旅とはいえ旅先でやっぱりよく出会うのは同じように一人旅女子が多い。
不思議と出会うからおもしろいのだ。
そういうチャンスを生かしていろいろと会話を弾ませ、情報交換するのも一人旅の醍醐味となる。会話の通じやすい国内だからこそといえるだろう。
そういうわけで、冬だからこそ癒されて楽しく、そして行き先がたくさんある一人旅。
ぜひ堪能していただきたい。
加藤由美子