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略奪愛ってその後は後悔するっていうけれど、彼女はちがった!持論と心臓がすごかった!

略奪愛がうまくいっても、その後は後悔仕切りだったり不幸な目に遭うことが多い、というのが世間の見方だ。

でもあえてその略奪愛に挑み、ほぼ完璧に成功した女性が私の身内にいたりする。 じゃあその後は後悔しているのでは?とも思いたいが、それほど大きなもめ事みたいなこともない。

普通に穏やかそうな顔つきで落ち着き払った彼女、実は独特の持論みたいなのがあって、いわば略奪愛というのは普通の恋愛なのよ、などと平気で言っているのだ。
どういう思考かちょっと興味があった。

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すべての恋愛は略奪愛で成り立つ?

略奪愛、というとやっぱり聞こえが悪いし、言われたら気分が良くない。
だからあまりそういうドロドロしたような恋愛にはなりたくない、というのが多くの女性の本音だろう。

でも彼女に言わせれば、
「自分が略奪しなければ他の誰かに略奪される」
という話になる。

そもそも、と彼女は言うのだけれど、恋愛関係というのは最初から男も女も他に好きな人がいたり、反対に好きになられたりしているというのが程度の差はあってもどこかで絶対あるもの。

もちろんはっきりとした恋愛関係になる以前の気持ち、感情かも知れないけれど、大きく見ればけっきょくそういう気持ちを持っている人から“奪う”行為になるというのはまちがいない、と語るのだ。

そして運やプロポーズによって特定の誰かと誰かが恋愛関係になれば、それぞれの男女に対してお互い「略奪愛が成功」したといえないか?

私は反論できなかった。
言われてみれば確かにそうかも知れない。
女性
狭い意味で略奪という言葉を考えれば、すでに特定の相手と恋愛関係になっている人を、自分の恋人とすることにちがいないけれど、逆にもっと大きくとらえれば、たとえばアイドル歌手がファンの女の子たちを振り切って、ある女優などと結婚したり恋愛したりする、これも略奪になってしまう。

もちろんこれを普通の意味ではっきり略奪と言えるかどうかは分からないけれど、少なくとも“奪われた”という怒りが心の中にわき上がることはまちがいない。
そしてその後、後悔というほどに心の傷を負うような行為でもないはずだ。

恋愛は自由だと考えれば略奪愛も正当化できる?

だから、と彼女は続けるのだけれど、略奪愛という言葉自体が一人歩きしているような気がする、とまで言ったりする。

自分だけ良い目を見ることができた、その代わり元々いた恋人とは別れさせてしまった、その罪悪感を自虐的にとらえたりして、こういう言葉になってしまったのかも知れない。

そして日本人独特の因果応報的な考え方も混じって、そういうことをした人は、その後で不幸や後悔に見舞われてしまうことが多くなる、またはそう思い込むようになってしまう、と語るのだ。

よく言われている略奪愛の後で感じられてしまうネガティブな結果として、元カノや周囲を騙したことによる罪悪感と、そういう周囲からの冷ややかな視線。

言ってみれば略奪した自分は、それが成功して周囲にそのいきさつが知れてしまった時点で、信用ならない女だと思われてしまう。
そしてさらには“歴史は繰り返す”、つまり今度は自分が“奪われる”立場の女として、心が安まらない身になる、という結末だ。
膝を抱える女性
だが彼女に言わせると、確かに結婚間近で結納も交わしたような夫婦同然の関係だったらそうも言えるかも知れないけれど、基本的には結婚前の男女というのは、あくまでも夫婦になるいわば“準備段階”。

その準備段階の時に自分にとってよりふさわしい相手。
そういう男性でも女性でも、今付き合っている相手よりもふさわしいと感じられるようだったら、勇気を持って自己主張すべきじゃないの?

これが彼女の持論となる。

確かに恋愛は自由。
その自由というのを私もあまり深く考えたことがないけれど、確かに今付き合っている彼女よりももっとふさわしい女性が目の前に現れたとして、その男性が乗り換えたとしたら、彼を全面的に批判できるだろうか?

そもそもふさわしい、ふさわしくない、という線引きはどこで判定できるのか?

強い女性だったらこう言い切れる?

こういういろいろなことを考えて、あくまでも自分にだけ都合良い理論付けにならずに略奪愛というものを見た時、結局その後の後悔というのは自分次第。そしてまたその「略奪愛」の経緯によるんじゃないだろうか?

たとえば男性の元カノが相当な浮気性だったりして、このままだとその彼が不幸な目にしか遭わない、と思うような場合。
そういう風に彼女は考えたらしい。
すごいと言うしかない。

そして確かに心臓の強い女性でなければ、思い切って開けっぴろげに略奪愛をここまで肯定できるわけではないだろう。

一見すごくしとやかそうに見えて、心の奥ではものすごい強靱な精神力みたいな強さを見せる。それが彼女だった。
女の強さというのは本当に外見だけでは分からない。同性ながらそう思う。

すべては気持ち次第!自分に帰する問題と覚悟

ただ、彼女自身は確かにそういう“理論武装”もできるようだし、それを押し通す精神力もあるのかも知れない。

だが彼女を取り巻くのは彼女よりもずっと弱い女たちだ。
自分一人だったらそういう主張も自由かも知れないけれど、果たして彼女、これから先そういう周りからの逆風(すでに逆風と言ってよいと思う)に見舞われてしまう、ということまで考えているのかどうか。

ゆくゆくは今そういう略奪愛によって“ゲットした”今の彼氏と結婚まで考えていると言うけれど、どういういきさつでその彼氏が前の彼女を捨てたのかは私も知らない。

もしも結婚したらその後、はたして彼女はやっぱり後悔するだろうか?
これにも彼女は応えていて、
「長い年月の中ではそういう気持ちにもなるかも知れない。結婚したら子供や家庭生活、いろいろあるだろうし。

でもスマートないきさつで結婚すれば確かに気苦労とか気持ち的にも穏やかでいられるのかも知れないけれど、いつも私、自分の運命はこういうものかも、と思って覚悟してるの。

いろいろ波風も出てくるかも知れないけれど、それ以上に彼のこと好きだし、自分にはああしてしか彼と出会えなかったと今でも思っているしね。
後は本当に覚悟じゃないかな」

長い目で見れば、もしかしたら別な女性に彼氏が持って行かれるかも知れないけれど、それは普通の恋愛だって同じこと。

勇気のない恋愛というのはあり得ない、とも語る彼女、略奪愛の善し悪しはさておいても、その勇気だけは見習うべきにちがいない。

ゆうきM美

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