清水富美加さんの幸福の科学へ出家宣言と、それにまつわる芸能界の突然引退劇で、現在CMや映画出演などの活動に関する違約金がすでに10億円を超えているという。
これらについて、清水富美加さん一人が出家後も芸能活動して稼いでもとうてい追いつく金額ではない、という憶測がもたれている。
幸福の科学が支払うのだろうか?
でなければこんな無謀な引退騒動は起こさないだろうし、違約金の金額にしても引退するときには関係者からいやと言うほどに周囲から言われているはず。
だのに自分の意志を押し通して清水さんは引退、出家した。
幸福の科学が支払うかどうか、そんなことまでこの団体はするだろうか?
父親の借金5000万円の肩代わりすら拒否した幸福の科学!
まず結論から言えば、違約金を幸福の科学が支払う可能性は、おそら200%あり得ないと思える。
あくまでも個人的な推測になるけれどその理由は二つあって、まず金額が膨大すぎると言うこと。
つまりたとえ出家したという特別な事情を持っている信者であっても、そこまで特別に経済的なサポートをするべき積極的な理由がない。
しかも清水富美加さんは確かに子どもの頃から両親と一緒に入信はしているものの、お布施などで教団に貢献したことはあっても、宣伝活動などで利益をもたらしたことはないはずだからだ。
もう一つは、事実として教団側がすでに父親の5000万円の借金を肩代わりしていない、と公式に発表しているためだ。
このためかどうかは分からないが、父親はすでに自己破産している。
こうなると、父親の借金とは桁が違う自身の違約金については、どう考えても幸福の科学が支払うと言うことにはなり得ないと思われる。
そうなると、違約金はいったいどうなってしまうのだろうか?
幸福の科学は資産も膨大!金に困っていないと思うけれど
清水富美加さんの入信している幸福の科学は、確かに信者も多数に上るし、2011年頃には、衆院選の供託金で11億円が教団から没収されたことがあった。
だがその金額を幸福の科学総裁の大川隆法氏は
「ゴミみたいな金額」
と、週刊文春のインタビューで語っている。
ものすごい金銭感覚だ。
というか、教団の教祖がこういうコメントを出すこと自体、新鮮な驚きといえるかも知れない。
何しろ教団へのお布施だけで年間300億に達すると言われるし、不動産を含めた教団総資産額も2000億に上るとも言われている。
これから考えれば確かに11億も“ゴミ”に見えてしょうがないだろう。
だがすでに周知のこととして、清水富美加さんの父親は事業に失敗したことから、5000万円もの借金を背負っている(現在は自己破産済み)。
この父親の借金を幸福の科学が支払うこととし、その見返りに清水富美加さんを出家させて、教団専属のタレントとして活動させると言う取引があったのだろうか?とも思われていた。
少なくとも私自身はそう思ってしまっていたのだが、どうも違うようだ。
先の通り、幸福科学側では、この借金を肩代わりすることはない、と完全に否定しているためだ。
選挙の供託金にお金は出しても、自分の信者が広告塔となるために行った出家、それに関連する芸能活動上の損失。
その供託金と同等の金額を支出することを避ける。
ごく大まかだけれど、客観的にそういう図式と考えられる。
別にだからと言って、父親の借金や彼女の違約金を教団が支払うことについて自分の意見を取り上げるつもりはない(すでに自己破産しているわけだしあり得ないけれど)。
ただ、この点をついて、いろいろと世間の推測がまた上がってきそうな気配だ。
清水富美加の父親は自己破産!娘ももしかしたら同じ轍?
こう考えると、清水富美加さんについては、自己破産となった父親の借金5000億円と並んで、自身にまつわる膨大な違約金。
これもまた、幸福の科学が支払う問うことは今後を通じてあり得ないと思われる。
となればごく単純に考えて、清水富美加さん自身も違約金の返済に窮して父親と同じく自己破産?
もしかしたらそういう同じ轍が見えてくるのではないだろうか。
いったいどうなるのだろうか?
幸福の科学は「幸福」になれるか
清水富美加さんの違約金を幸福の科学が支払うかどうかは、今後の推移もあるし、あくまでも推測に過ぎないが、事実として彼女は公称1200万(国内だけで公称1100万)ともいう信者の中で、わずか2000人しかいないとされる出家を許されている。
この背後にはやはり推測になるのだが、何らかの形で教団側の交渉があったのかも知れない。
一説には、父親か母親がこの教団の幹部だという噂も飛んでいるし、これがもしも本当だったら、また憶測を呼びそうだ。
そんなわけで、違約金の行方、そして清水富美加さんの教団内での活動。
どうしても今後はこの2つのポイントに目が離せない展開になりそうだ。
加藤由美子