恵方巻きは由来が芸者と男性の密接な関係？コンビニと海苔屋が始めたネタが美味い！

恵方巻き。
あの太くて長いのり巻き寿司を一気に食べられる女性はあまりいないのではないでしょうか？
この習慣の由来、元々芸者遊びから来るといいます。
詳しく由来を知る方は
「なんであれを男性も食べるのかな？」
と思うかも。笑

節分の恵方巻きは、由来が割合あたらしく、しかも芸者遊びがからんでいます。
ですが、それを現代に定着させた火付け役、コンビニや海苔問屋さんが発祥で、しかも70年代のこと。
売り上げ増を画策して引き起こしたんですね。

でも元々の発祥を知ったら、逆に笑える由来です。
芸者と来れば男性が絡んでくるのが常ですし、大体の察しは付きますが、大切なのはその食べ方と“御利益”。
それを一緒に探ってみましょう。

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江戸時代の大阪商人が芸者を連れての船遊びが恵方巻きの由来

恵方巻きは節分の習慣で、豆まきと同じ日に行います。
でもその由来は、豆まきが室町時代から始まった史実と比べるとずっと後です。

複数ある由来の説の内、江戸時代から明治時代にかけて、大阪の船場でのつまり豪商の旦那衆が遊び相手の芸者や遊女に太い巻き寿司を丸ごと食べさせて面白がった、というのがもっとも有名です。

あの黒い海苔を巻いた海苔巻き寿司を芸者などに丸ごと食べさせて面白がった、というわけで、まあ男性と何らかの関連があるかもといえば心当たりもあるでしょうか？笑

その後廃れたり流行したりもしましたが、近年に大阪の海苔問屋さんなどがプロモートし、さらには89年、コンビニの「セブンイレブン」が広島県内でこの巻き寿司を売り出したことがきっかけで全国的に広まったようですね。

その動機というのも1月末から2月に売り上げが落ちる毎年の時期、販売促進を目的にキャンペーンを張ったことが真相といいます。

男性だけでなく女性にも関連する恵方巻き

その昔の芸者との船遊びになぞらえてか、あの太い海苔巻き寿司を基本的には一気に丸ごとかじっていく、という事から「丸かぶり寿司」などと言う言われ方もするわけです。

また、今では単に遊びではなく、女性にも密接に関係する行事として定着しています。
その理由は、恵方巻きの巻き寿司に使われている具に由来すると言います。

恵方巻きに入れられている具は7種類ありますが、これは七福神を意味していて、
ふつうは
・椎茸
・ウナギ
・かんぴょう
・エビ
・だし巻き
・キュウリ
・でんぶ
となります。
これらを巻き寿司に丸め込んでそれを食べることで、
「福を巻き込む」
という意味があると言い、また元々芸者や遊女などが食べる遊びから伝わった事にちなんでか、
「女性が食べると良縁や子宝に恵まれる」
とも言いますね。

また、ついでに言うとこの恵方巻き、切り分けて食べないことがルールとも言われています（女性にとってはこれが一番きつい？）。
その理由は、切らずに食べることで
「縁を切らない」
からだ、という話。笑

一気に食べ切ったら御利益バツグン？

私がこの恵方巻きを見かけたのは、20代の頃からで、その前はコンビニはおろかスーパーでも見かけませんでした。
だからいかにも最近できあがった、いわば「作り上げた」習慣、という香ばしさ（！）があります。

ヘルシーな食べ物ですが、ただそれでも女性が恵方飽き一本をまるまる一気に食べるのはきついでしょう。
でも、本気で彼氏とか結婚相手、そして既婚女性にとってはチャレンジして縁起を担いで自分に暗示をかける、というメリットは確かにあるかも知れないのです。

スピリチュアルな効能は全く当てになりませんが、それでも
「自分は食べ切れた。だから男性に出会えるにちがいない」
と、暗示の効果によって安心感を持つことはできるワケです。

恵方巻きという習慣は、コンビニやスーパーなど飲食業界が企て、それに世間が乗せられたもの。
けれども特に女性たちにアピールする効果はバカに出来ないと思いますがいかがでしょうか？笑

節分のちょっと後にやってくるバレンタインデーだって1950年代、お菓子業界が仕掛けたものです。
要するに、どんなことでも良いから出会いや彼氏が出来るきっかけになれば嬉しいですね。

なお、恵方巻きの「正しい」食べ方ですが、恵方、つまりその年の良い方角に向かって丸かぶりすること。
食べている最中はつぶやかず、無言のまま願い事を思い浮かべて食べること。
しゃべったりつぶやくと福が逃げるらしいです。
こういうポイントは芸者が海苔巻きを食べる様子になぞらえていますね。

ただ、そういう芸者の女性はある意味「食べ慣れていた」のかも知れませんが、私たち普通の女性が食べる時は注意が必要です。